19. 太陽 The Sun

大アルカナ
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ここではタロットの大アルカナ、太陽 (The Sun) を解説します。

カードの図柄

タロットカード「太陽(The Sun)」は、その名のとおり明るく輝く太陽が画面上部に大きく描かれています。放射状に伸びる光線が、あたり一面を照らし、画面全体に温かく前向きなエネルギーを与えています。

太陽の下では、白馬にまたがった裸の子どもが、無邪気に両手を広げています。その背後には赤い旗がたなびき、背景にはひまわりが咲く庭園の壁が見えます。これらのモチーフは、純粋さ、生命力、喜び、成長、成功といったポジティブな象徴を豊かに含んでいます。

このカードは、大アルカナの中でもとりわけ明るく幸福感に満ちた1枚であり、「闇を超えた先にある光」や「真実の姿」「自信に満ちた自分」などを象徴します。

カードの意味

正位置の意味

成功、喜び、達成、幸福、祝福、安心、純粋、開放、成長、信頼、自信、ポジティブ、健やかさ、明るい未来、前進、勝利、調和、明快、豊かさ、祝賀、実現、愛、結婚、好転、努力の成果、充実、人生の春、新しい始まり、自然体、エネルギー、魅力

逆位置の意味

空回り、自己中心、過信、期待外れ、不調和、見せかけの成功、表面的な明るさ、不完全な幸福、停滞、子どもっぽさ、過剰な自信、無責任、隠された不満、見通しの甘さ、誤った方向、慢心、現実逃避、陰り、未熟さ、感情のコントロール不足、無計画、意識のズレ、見落とし、熱が冷める、楽観的すぎる判断

カードが告げていること

正位置の場合

「太陽」のカードが正位置で現れたとき、それはまさに希望と幸福の象徴です。長く暗いトンネルを抜け、ようやく光が差し込むタイミングに来ていることを表しています。あなたのこれまでの努力が実を結び、望んでいた結果や状況が訪れる暗示です。

恋愛においては、明るく前向きな関係が築ける時期です。片思いであれば、好意が伝わりやすくなったり、関係が進展するチャンスに恵まれます。パートナーとの関係も、素直な気持ちを伝えることで一層深まり、結婚や子どもに関する喜びが訪れる可能性もあります。

仕事では、プロジェクトの成功や昇進、評価の上昇が期待できます。周囲との関係も良好で、チームワークがうまくいき、協力体制が強まるでしょう。自分の力を信じて前に進むことで、さらに成果が上がる時期です。

また、このカードは「自己肯定感」「ありのままの自分で輝けること」を示しています。他人の目を気にせず、自分らしくいられることで、周囲からも自然と信頼や支持を得られるでしょう。

逆位置の場合

「太陽」のカードが逆位置で現れた場合でも、完全な悪い意味にはなりません。ただし、その光が何かに遮られていたり、明るさが少し鈍っている状態を示します。成功の兆しはあるものの、自信過剰や楽観的すぎる姿勢が足を引っ張る可能性も。

恋愛においては、関係は良好に見えても、どこか表面的だったり、素直になれない関係を示唆します。「楽しいから付き合っているけど、本当に深い信頼があるのか?」と問い直すタイミングかもしれません。または、相手に過剰な期待をかけすぎて、思い通りにならないと不満を感じることもあります。

仕事では、気の緩みやミス、慢心による見落としなどが注意点です。成功が目前にあるからこそ、最後まで気を抜かず、誠実に取り組むことが求められます。また、他者との意思疎通がうまくいっていない場合、それが思わぬトラブルに発展する可能性も。

このカードが逆位置で現れたときは、「見せかけの幸せ」「本質を見失っていないか?」と自問してみるとよいでしょう。少し視点を変えることで、再び太陽の光を取り戻せるはずです。

あまてらす
あまてらす

「太陽」は占星術では獅子座に対応し、支配星も太陽です。獅子座のような堂々とした存在感と、生命力あふれるエネルギーがこのカードには込められています。

ちょこっと豆知識・太陽と月―タロットにおける陰と陽

「太陽」と「月」は、タロットで対のような関係にあります。「太陽」は光・理性・明快さを、「月」は影・直感・曖昧さを象徴します。一見対照的ですが、どちらも人間の成長に欠かせない存在。昼と夜があるように、光と影が交差する中で、本当の自分が見えてくるのです。

「太陽と月」AI による画像
ふーる君
ふーる君

見て見て!今日のぼく、まるで太陽みたいに輝いてるだろ!

あまてらす
あまてらす

ええ、でも日焼け止めはちゃんと塗っておきなさいね。

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