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小アルカナ〈ワンド〉全14枚の意味と解説

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小アルカナ「ワンド」の擬人化ミュシャ風イメージ画像 小アルカナ
AI によるワンド擬人化イメージ

ここでは、タロットの小アルカナ、ワンド(杖)の14枚を解説します。
ワンドは四大元素の「火」に属し、情熱・行動・意志・エネルギーといった力を象徴します。ひらめきや挑戦心、新しいスタートに関わるテーマが多く、動きのある変化を読み取る鍵となります。

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ワンドの1(エース) Ace of Wands

カードの図柄

雲の中から伸びた手が一本の杖を掲げており、杖には若葉が芽吹いています。背景には山々と城が描かれ、芽生えや生命力といった「始まり」を象徴する情景です。

キーワード

小アルカナ「ワンドのエース」の画像

【正位置】始まり、情熱、インスピレーション、行動力、直感、創造性、冒険心、活力、自発性、新しい挑戦

【逆位置】空回り、停滞、やる気の喪失、焦り、準備不足、情熱の迷走、意欲の欠如、方向性のあいまいさ、計画の未成熟、衝動的な行動

カードの意味

【正位置】

ワンドのエースは、情熱や創造の火が灯る瞬間を象徴します。心の中から湧き上がる強い衝動やインスピレーションが、行動へとつながっていくタイミングです。新しい展開や始まりを予感させる、力強いエネルギーに満ちたカードです。

【逆位置】

逆位置のワンドのエースは、その情熱が外に向かってうまく発揮されない状態を表します。やる気はあるのに行動が伴わなかったり、方向性が定まらずエネルギーが散漫になっている状況です。衝動が強すぎるあまり、持続力や具体性を欠くこともあります。

ワンドの2 Two of Wands

カードの図柄

城壁の上に立つ人物が地球儀を手にし、遠くの景色を見渡しています。手前には二本の杖が立ち、計画や展望、外の世界への関心を示す構図となっています。

キーワード

小アルカナ「ワンドの2」の画像

【正位置】計画、展望、選択、将来のビジョン、主導権、準備、見通し、発展の可能性、長期的思考、探求心

【逆位置】優柔不断、決断の遅れ、計画倒れ、視野の狭さ、未熟な判断、行動の停止、チャンスの見逃し、現状への不満

カードの意味

【正位置】

ワンドの2は、未来を見据えて計画を立てる段階を表します。すでに一定の成果や基盤を手にし、次にどの方向へ進むかを考えている状態です。目の前には複数の選択肢があり、視野を広げながら可能性を見定めている場面を示します。

【逆位置】

逆位置のワンドの2は、決断の遅れや行動の停滞を表します。方向性を定めきれず、考えすぎて動けなくなることや、自信を欠いて先へ進めない状況を示しています。計画が曖昧になり、見通しが立たないまま時間が過ぎていくこともあります。

ワンドの3 Three of Wands

カードの図柄

丘の上に立つ人物が三本の杖のそばに立ち、海の向こうに向かう船を見つめています。人物の姿勢と背景の船は、進展や旅立ちなど“動き”の気配を感じさせます。

キーワード

小アルカナ「ワンドの3」の画像

【正位置】進展、展望の広がり、ビジョンの具現化、出発、協力関係、成長の兆し、チャンス到来、旅立ち、未来志向、発展的交流

【逆位置】行き詰まり、準備不足、視野の狭さ、独断、方向性の喪失、無謀な挑戦、孤立、機会損失、予定の遅延、期待外れ

カードの意味

【正位置】

ワンドの3は、立てた計画や選択が現実へと動き出す段階を示します。視野が広がり、新たな機会や出会いが訪れる兆しがあります。これまでの努力が形になり始め、次のステージへと移行するタイミングです。外の世界との関わりや他者との協力が、今後の発展を支える要素となります。

【逆位置】

逆位置のワンドの3は、物事の進展が遅れたり、計画が思うように進まない状態を表します。期待していた成果が得られず、現実との間にズレが生じることもあります。拡大や成長の機会を逃したり、慎重になりすぎて実行に移せない状況を示す場合もあります。

ワンドの4 Four of Wands

カードの図柄

花輪で飾られた四本の杖が門のように立ち、その向こうでは人々が手を掲げています。背景には家や塔が描かれ、安らぎや帰属といった家庭的な雰囲気が感じられます。

キーワード

小アルカナ「ワンドの4」の画像

【正位置】祝福、安定、達成、家庭の幸福、安らぎ、帰属意識、節目の喜び、調和、人間関係の充実、安定した基盤

【逆位置】不安定な土台、完成しきれない状況、人間関係のすれ違い、一時的な安心感、家庭内のストレス、周囲に合わせすぎる傾向、不調和

カードの意味

【正位置】

ワンドの4は、安定と祝福の瞬間を示します。努力が一区切りを迎え、仲間や家族と喜びを分かち合える時期です。調和や安心感、居場所の確立が強調され、関係性が穏やかであることを示すカードです。周囲とのつながりの中で満たされる感覚が表に出やすくなります。

【逆位置】

逆位置のワンドの4は、安定が揺らぎやすくなる状態を表します。見かけだけの調和や、表面的な安心感にとどまることがあり、内面の不安が隠れていることが示唆されます。家庭や関係性において摩擦や緊張が生じやすく、期待と現実のズレを感じやすい局面でもあります。

ワンドの5 Five of Wands

カードの図柄

五人の若者がそれぞれ杖を持ち、入り乱れるように動いています。明確な敵味方はなく、衝突・訓練・競い合いなど、エネルギーが交錯する場面として描かれています。

キーワード

小アルカナ「ワンドの5」の画像

【正位置】競争、対立、摩擦、意見の衝突、試練、混乱、挑戦、意欲のぶつかり合い、緊張感のある環境

【逆位置】不毛な争い、内輪もめ、感情的な反発、目的を見失う衝突、無益な消耗、意欲の低下、ギスギスした関係

カードの意味

【正位置】

ワンドの5は、複数の人々の意見やエネルギーがぶつかり合う競争や緊張の状態を示します。混乱や摩擦が生じやすく、立場や考えの違いが表面化している段階です。ただし、そのぶつかり合いは成長や向上のための刺激でもあり、競い合いの中で新たな力が生まれることを意味します。

【逆位置】

逆位置のワンドの5は、争いが建設的な意味を失い、内輪もめや感情的な反発に変わっている状態を表します。目的を見失ったまま衝突が続き、労力だけが無駄に消耗されていきます。周囲との関係もギスギスしやすく、緊張感だけが残ってしまう局面です。

ワンドの6 Six of Wands

カードの図柄

花飾りのついた杖を掲げた騎手が馬に乗り、群衆の中を進んでいます。人々の視線が集まる構図で、注目や評価、達成の場面を思わせる情景です。

キーワード

小アルカナ「ワンドの6」の画像

【正位置】勝利、成功、承認、注目、評価される、達成感、栄誉、誇り、凱旋、周囲からの称賛

【逆位置】過信、評価されない、虚栄心、嫉妬、勝利が見えにくい、評価されにくい努力、慢心、油断、見せかけの成功

カードの意味

【正位置】

ワンドの6は、努力が実を結び、成果が周囲から認められる状態を示します。困難を乗り越えた後の達成や栄光が表に現れ、信頼や賞賛を得られる段階です。社会的な評価や地位の向上を伴い、自信を持って歩みを進められることを象徴します。

【逆位置】

逆位置のワンドの6は、努力が正当に評価されない状態を示します。人によっては、誤解や反発を招く可能性があります。見せかけの成功にとどまり、内面では満たされないこともあります。表面的な勝利の裏側に空虚さや不均衡を抱えている状況です。

ワンドの7 Seven of Wands

カードの図柄

高い場所に立つ人物が一本の杖を握り、下から突き上げられる六本の杖に向き合っています。人物の姿勢や構図には、防衛や主張といった状況を思わせる緊張感があります。

キーワード

小アルカナ「ワンドの7」の画像

【正位置】防御、挑戦への備え、立場の維持、信念を貫く、逆境に立ち向かう、自己主張、意志の強さ、粘り強さ

【逆位置】圧倒される、不利な立場、自信喪失、逃避、心の揺らぎ、優柔不断、後退、迷い、孤立感

カードの意味

【正位置】

ワンドの7は、競争や反発の中で自分の立場を守り抜こうとする姿勢を示します。周囲からの圧力や挑戦を受けても、一歩も引かずに信念を貫こうとする状態です。容易な状況ではないものの、粘り強さと行動力によって立場を維持しようとする力が示されています。

【逆位置】

逆位置のワンドの7は、外的な圧力や反対に押され、防戦的になっている状態を表します。立場が不利になり、信念が揺らいで自信を失うこともあります。戦う意欲を保てず、後退や妥協に傾く局面を示しており、孤立感や迷いが強まる場合もあります。

ワンドの8 Eight of Wands

カードの図柄

空を斜めに横切るように、八本の杖が飛翔する姿で描かれています。人物は登場せず、広い空間を背景に、スピード感と出来事の展開を象徴しています。

キーワード

小アルカナ「ワンドの8」の画像

【正位置】急展開、迅速な進展、スピード感、流れに乗る、情報の伝達、チャンスの到来、物事の加速、行動のタイミング、目的への集中

【逆位置】停滞、混乱、空回り、チャンスの逸失、情報の錯綜、準備不足、焦燥、対応の遅れ、方向性の迷い

カードの意味

【正位置】

ワンドの8は、物事が急速に進展するスピード感のある状況を示します。停滞していた流れが一気に動き出し、チャンスや情報が次々と飛び込んでくる段階です。変化が速く、判断や対応が求められるタイミングでもあります。全体として、物事の加速・展開・到達といったテーマを持つカードです。

【逆位置】

逆位置のワンドの8は、進むべき方向に迷いが生じたり、計画が不十分なまま動いて混乱を招く状態を示します。焦りや準備不足から進行が滞ったり、情報の錯綜によって判断を誤る可能性もあります。流れが乱れ、目的や方向性を見失いやすい局面を表しています。

ワンドの9 Nine of Wands

カードの図柄

頭に包帯を巻いた人物が一本の杖を支え、背後に並ぶ八本の杖を見守るように立っています。過去の経験や備えを感じさせる、静かな緊張を帯びた場面です。

キーワード

小アルカナ「ワンドの9」の画像

【正位置】持久力、防御、粘り強さ、警戒心、過去の教訓、挑戦の継続、慎重さ、備え、最後の踏ん張り、回復を待つ段階

【逆位置】疑念、疲労困憊、過剰防衛、慎重さの過剰、過去にとらわれる、回避傾向、防御姿勢優勢、自信低下、停滞

カードの意味

【正位置】

ワンドの9は、長い戦いの中で傷を負いながらも、なお立ち続ける強さを象徴します。多くの困難を経て培われた経験と慎重さが、今の状況を支えています。防御を整え、次の展開に備える段階であり、粘り強さや持久力が試される場面です。

【逆位置】

逆位置のワンドの9は、疲労や不安から前進をためらう状態を示します。過去の経験や痛みが影響し、防御的になりすぎていることもあります。エネルギーが消耗し、慎重さが過剰に働くことで停滞を招く局面です。

ワンドの10 Ten of Wands

カードの図柄

人物が十本の杖を両腕で抱え、前方にある町へ向かって歩いています。重そうに見える姿が描かれ、責任や負担、目的地への到達といったテーマを感じさせます。

キーワード

小アルカナ「ワンドの10」の画像

【正位置】重荷、責任、義務感、抱え込みすぎ、過労、プレッシャー、到達目前、努力の継続、耐える力、完結に近づく

【逆位置】限界、疲弊、力を使い果たす、責任軽減・委任、過剰な負担、前進の停滞、義務感の重圧、崩壊寸前

カードの意味

【正位置】

ワンドの10は、努力の積み重ねによって多くの責任や課題を一手に引き受けている状態を示します。目標の達成が目前に迫っているものの、その重みが負担となり、心身の疲労を感じる段階です。義務や責任感が強く、すべてを自分で抱え込もうとする姿勢を象徴しています。

【逆位置】

逆位置のワンドの10は、限界を超えた負担や責任の重さに押しつぶされている状態を示します。過剰な努力や義務感によって心身が疲弊し、前進が停滞してしまうこともあります。燃え尽きや、崩壊寸前の緊迫した局面を象徴します。

ワンドのペイジ Page of Wands

カードの図柄

砂漠のような大地に立つ若者が、杖を両手で持って眺めています。軽装の姿と背景の広がりは、好奇心や発見、これから始まる学びの旅立ちを思わせます。

キーワード

小アルカナ「ワンドのペイジ」の画像

【正位置】冒険心、好奇心、情熱の芽生え、柔軟な発想、新しい挑戦、知らせをもたらす人物、若さ、発見、自己表現、インスピレーションの訪れ

【逆位置】落ち着きのなさ、方向性の迷い、情熱が続かない、気まぐれ、空回り、注意力散漫、現実逃避、未熟な行動、口先だけの発言、自信のなさ

カードの意味

【正位置】

ワンドのペイジは、未知の世界への好奇心や、冒険心にあふれた情熱の芽生えを象徴します。自由な発想から新しい挑戦や自己表現が生まれるタイミングです。インスピレーションが湧き、これまでになかった可能性が見えてくるでしょう。

【逆位置】

逆位置のワンドのペイジは、情熱が定まらず、方向性を見失っている状態を示します。気まぐれに動いたり、集中力を欠いて空回りしたりと、行動に一貫性がありません。現実から目をそらす傾向もあり、軽率な言葉や未熟な判断が誤解や混乱を招くことがあります。

ワンドのナイト Knight of Wands

カードの図柄

馬に乗った騎士が杖を掲げ、砂地を勢いよく進んでいます。背景の炎の模様や旗の動きが、エネルギーや行動力、移動の象徴として描かれています。

キーワード

小アルカナ「ワンドのナイト」の画像

【正位置】情熱、積極性、行動力、冒険、スピード、自己主張、チャレンジ精神、旅立ち、ひらめき、火のようなエネルギー

【逆位置】無謀、衝動的、飽きっぽさ、計画性の欠如、空回り、攻撃的な態度、気分屋、短気、方向性の迷い、焦燥感

カードの意味

【正位置】

ワンドのナイトは、情熱と行動力に満ちたエネルギーの高まりを象徴します。強い意志とスピード感をもって物事に挑み、目標に向かって突き進む段階です。新しい挑戦や旅立ちの機運があり、火のような勢いが周囲を動かす力となります。ひらめきと冒険心に導かれながら、自分の可能性を広げていく時期を表しています。

【逆位置】

逆位置のワンドのナイトは、衝動的で落ち着きのない行動や、計画性を欠いた無謀さを示します。感情や気分に流されやすく、方向性が定まらないまま動いてしまうこともあります。行動のエネルギーが制御できず、焦りや苛立ちが表面化する状態を表します。

ワンドのクイーン Queen of Wands

カードの図柄

玉座に座る女性が右手に杖、左手にひまわりを持ち、足元には黒猫が描かれています。玉座には獅子やひまわりの意匠が施され、明るい背景と合わせて、火のスートの温かさと活力を象徴します。

キーワード

小アルカナ「ワンドのクイーン」の画像

【正位置】自信、魅力、情熱、リーダーシップ、社交性、寛大さ、創造力、前向きな姿勢、自立、温かさと強さの両立

【逆位置】嫉妬心、不安定な感情、自己中心的、虚勢、支配的、プライドの高さ、他人への干渉、過剰なアピール、独善的、自信喪失

カードの意味

【正位置】

ワンドのクイーンは、内に強い情熱を秘めながらも、外には温かさと落ち着きを備えた人物像を象徴します。自信と魅力を兼ね備え、周囲との調和を保ちながらも、自らの意志で行動できる存在です。前向きなエネルギーで人を惹きつけ、リーダーシップや創造力を発揮する段階を示しています。

【逆位置】

逆位置のワンドのクイーンは、自信と感情のバランスが崩れた状態を示します。過剰な自己主張や支配的な態度、あるいは自信喪失による不安定さが現れやすい時期です。感情の起伏や嫉妬心が対人関係に影響し、調和を乱すこともあります。内面の不安定さが外に現れている状態を表します。

ワンドのキング King of Wands

カードの図柄

玉座に座る王が右手に杖を握り、左を向いて堂々と腰掛けています。王冠とマントには獅子と火とかげ(サラマンダー)の意匠が施され、情熱と統率力を象徴します。

キーワード

小アルカナ「ワンドのキング」の画像

【正位置】リーダーシップ、ビジョン、情熱の具現化、信頼される存在、カリスマ、責任感、行動力、統率力、自信、理想を現実にする力

【逆位置】独裁的、頑固、自己中心的、理想の押しつけ、短気、無責任、コントロールの失敗、情熱の消耗、配慮不足、暴走

カードの意味

【正位置】

ワンドのキングは、情熱を現実的な力へと変える統率と実行の象徴です。明確なビジョンを持ち、未来を見据えながら周囲を導く強さと責任感を表します。理想を現実へと移す行動力と影響力に満ちた、成熟したエネルギーを示しています。

【逆位置】

逆位置のワンドのキングは、統率力が過剰となり、支配的または自己中心的な傾向が強まる状態を示します。理想への執着や感情的な反発によって、協調や配慮を欠く場面もあります。情熱が制御を失い、リーダーシップの均衡を崩している状況を象徴します。

あまてらす
あまてらす

ワンドは、心に火をともして前に進む力をくれるカードです。情熱や行動の意味を知れば、きっとあなたの一歩も変わっていきますよ

🔥 ワンドにまつわる豆知識

タロットの「ワンド(杖)」は、もともとヨーロッパのカード遊びにあった「棒のスート」がもとになっています。これは、今のトランプでいうと「クラブ(♣)」にあたるマークです。クラブの形が三つ葉のクローバーに見えるのは、実は棒を束ねた姿を簡単に描いた名残だとも言われています。


その後、19世紀の神秘学ブームの中で、占いにタロットを用いた人たちがこの「棒」を魔法の杖=ワンドと重ね合わせました。そこからワンドは「火のエレメント」に対応し、情熱や意志、創造力を象徴するカードとして親しまれるようになったのです。

AI によるワンドのイメージ画像
AI によるワンドのイメージ画像
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