タロットカードを並べていくと、まるで1冊の物語をめくっているような気持ちになることがあります。今回ご紹介する「ホースシュー・スプレッド(馬蹄形)」は、その物語がとても読みやすくなる展開法です。7枚のカードを馬蹄形(半円)に並べ、過去から未来までの流れをやさしく教えてくれます。
「いまの自分はどこにいて、これからどう進んでいくの?」
そんな問いにぴったりの占い方です。
ホースシュー・スプレッドってどんな占い?
- 別名:馬蹄形スプレッド
- 枚数:7枚
- 得意なテーマ:物事の流れを知りたいとき、状況を整理したいとき
ケルト十字スプレッドほど複雑ではなく、それでいてしっかりと全体像がつかめるのが魅力です。「占いはまだ始めたばかり…」という方でも大丈夫。カードたちが、まるで舞台の役者みたいに、自分の役割を順番に語ってくれます。
7つのカードが教えてくれること
カードは左から右へ、馬蹄形を描くように並べます。
それぞれの場所に、こんな意味があります。
- 過去 – 今の状況につながる背景やきっかけ
- 現在 – あなたが立っている場所、直面していること
- 近い未来 – これから少し先に訪れる出来事や変化
- 行動の鍵 – 状況を動かすヒントや行動の方向性
- 周囲の影響 – 人や環境、外からの力
- 希望や不安 – あなたの心の奥にある願い、または心配ごと
- 結果 – このまま進んだ場合の結末

占い方の手順
- 質問を決める
「この恋はどうなる?」よりも「これから3か月間、Aさんとの関係はどう変化していく?」のように、流れを追える聞き方にしましょう。 - カードをシャッフル
過去・現在・未来を混ぜ合わせるような気持ちで。 - 7枚引く
左から順に、馬蹄形に並べます。 - 順番に読み進める
まずは1〜3枚目で大まかなストーリーをつかみ、その後のカードで詳細や助言を加えていきます。
読み方のコツ
- 最初の3枚を物語の“あらすじ”として読む
- 4枚目(行動の鍵)は、「主人公が次にどう動くべきか」を示す役
- 5〜6枚目は、舞台背景や心の声として読むと深みが増します
- 最後の7枚目はエンディング。1〜6枚目と矛盾がないか確認します
実例:恋愛の場合
質問:「これから3か月、Aさんとの関係はどう変わる?」
- 過去:カップの6 – 懐かしい思い出ややさしい関係
- 現在:吊るされた男(逆) – 動きたいのに動けない、もどかしい停滞
- 未来:節制 – 無理なく歩み寄る流れ
- 行動の鍵:ワンドの8(逆) – 連絡や進展のタイミングが合わない
- 周囲:女帝 – 心地よい関係を応援してくれる人
- 希望や不安:月 – 不安や迷い
- 結果:恋人(逆) – 決断が先送りになる、または曖昧さが残る
総合リーディング
この並びは、【1枚目/過去】に温かい思い出と穏やかな関係が築かれていた一方で、【2枚目/現在】では本当は動きたいのに身動きが取れない状況が続いています。【3枚目/未来】には節制が出ており、時間をかけて少しずつ歩み寄れる流れは見えますが、【4枚目/行動の鍵】がワンドの8(逆)のため、連絡のタイミングや気持ちのテンポが合わず、進展がやや遅れやすいことが示されています。
【5枚目/周囲】の女帝は二人の関係を温かく支える環境を示す一方で、【6枚目/希望や不安】にある月の不安や迷いが、あなた自身の行動を控えめにさせる可能性があります。
【7枚目/最終結果】の恋人(逆)は、今後3か月で関係をはっきり決めるというよりも、判断が先送りになったり、曖昧なまま続くことを暗示しています。焦らずに関係を育てつつ、不安を軽減するようなやり取りを心がけることが、将来の選択をしやすくする鍵となるでしょう。
実例:仕事の場合
質問:「今の職場に残った場合、3か月後はどうなっている?」
- 過去:ソードの10(逆) – 困難な時期を抜け出しつつある
- 現在:ペンタクルの4 – 守りの姿勢
- 未来:運命の輪(逆) – チャンスはあるが、タイミングを逃しやすい
- 行動の鍵:魔術師 – 新しい提案や企画を試す
- 周囲:皇帝(逆) – 上司や組織の方針が固く、柔軟性に欠ける
- 希望や不安:愚者(逆) – 変化への不安
- 結果:戦車 – 主導権を握って前進する
総合リーディング
【1枚目/過去】のソードの10(逆)は、これまでの厳しい状況や負担のピークを越え、回復の兆しが見え始めていることを示します。【2枚目/現在】のペンタクルの4は、安定を優先して現状維持を選んでいる状態。【3枚目/未来】の運命の輪(逆)は、チャンス自体は訪れるものの、タイミングが合わず見送りになる可能性を示しています。【4枚目/行動の鍵】である魔術師は、自分から新しい提案や小さな成果物を発信し、タイミングを作ることが重要だと告げています。
【5枚目/周囲】の皇帝(逆)は、上司や組織の方針が固定的で、変化に慎重な空気があることを表します。さらに【6枚目/希望や不安】の愚者(逆)は、あなた自身にも変化へのためらいがあることを示しています。
しかし、【7枚目/最終結果】の戦車は、自分から流れを作れば主導権を握って前進できることを表します。組織や環境の硬さに流されず、小さな行動で突破口を開くことが、確実な成果へつながるでしょう。
まとめ
ホースシュー・スプレッドは、カードたちが順番に物語を語ってくれる展開法です。難しい知識がなくても、「過去・現在・未来」という物語の流れを追うだけで、状況の全体像が見えてきます。タロットを始めたばかりの方にも、ぜひ試してほしい方法です。

カードの流れを、物語のように読むとわかりやすいのよ


