ワンオラクルのやり方

当ブログ内でご説明した「シャッフルのやり方」は覚えていただけましたでしょうか。

まだの場合は先ずそちらのページから読んでくださいね。

さて、この頁では超初心者向けに簡単な占い方を紹介させていただきます。タロットカードの中から１枚だけを選んで占う「ワンオラクル」というリーディング方です。先ずは大アルカナだけでやってみましょう。小アルカナを入れても占えますが、カード全部の意味を覚えるまでは大アルカナのみでやることをお勧めします。一度に何もかもに手を出すと返って中途半端になる恐れがあるので、先ずは大アルカナと仲良くなることを徹底してください。

大アルカナの各カードの意味はカテゴリーをご覧ください（記事を更新次第追加していきます）

スプレッド（展開法）とは

スプレッド（Spread: 何かを一面に広げる）とはタロット占いをする時のカードの配列方法のことを言います。ちょっとネット検索しただけでも以下の方法が出てきました。

• ケルト十字法
• ホロスコープ法
• ヘキサグラム法
• 変形ヘキサグラム法
• 大ピラミッド法
• グレゴリウス法
• 二者択一展開法
• フォーチュン・オラクル法
• セブン・テーリング法
• ファランクス法
• 大三角の秘宝法
• （参考文献 Wikipedia）

実際はもっと何十種類もの展開法がありますが、当ブログでは超初心者向けに簡単なものをいくつかご紹介したいと思います。ここで学んでもっと興味が湧いたら、ぜひ専門の入門書や解説書でさらに勉強してみて下さいね。

ワンオラクルの手順

先ず、占いの前は手をきれいに洗っておいて下さい。カードを汚さないため、そしてカードに対する礼儀でもあります。

ワンオラクルは１枚のカードで占う最もシンプルな方法です。しかし言い換えればその１枚が全てとなるため、あまり複雑な占いには向いていません（結果に対するアドバイスやら今後の展開などは読めません）。なので、占う前にしっかりと聞きたい内容を吟味する必要があります。答えが「イエス」か「ノー」で出せるものや、今日はどんな１日になりそうですか、などが適しています（当ブログの無料占いがそうです）。

①まずカードをよくシャッフルしてください。シャッフルしながら質問内容をしっかりとカードに問いかけてください。

②シャッフル後まとめたカードを両手で横一列にザーッと広げます。扇状に開いてもOKです。

③その中から「これ」と思うものを１枚選びます（ゲスト占いの場合はゲストに選んでもらいます）。

④選んだカードから質問の答えを読んでいきます。

※ゲスト占いの場合の正位置と逆位置は占者から見てになります。占い師さんによっては違う見方があるかも知れませんが、当ブログではその観点で通します。

サンプル・リーディング

ではこの方法でのリーディング例を見ていきましょう。

ケース１

• 質問内容: 今週のテストで良い点が取れるでしょうか。
• 占い結果: 女司祭長（逆位置）
• リーディング例: 女司祭長のカードの逆位置には、無知、知ったかぶり、中途半端、などの意味があります。あなたは恐らく、テストのために必要な十分な勉強をしなかったのではありませんか。残念ながらテストの結果は思わしくなさそうです。次はきちんと勉強してテストに臨むようにしてください。

ケース２

• 質問内容: 現在片思いの人がいます。相手の気持ちを知りたいです。
• 占い結果: 節制（正位置）
• リーディング例: 節制のカードの正位置には、節制する、恋心を抑えて態度に出さない、欲望を慎む、などの意味があります。恐らく相手はあなたに好意を抱いていますが、何らかの理由で気持ちを抑えているようです。それはあなたと相手だけに関わる問題ではなく、周りの誰かのために気持ちをおおっぴらに表わすことが出来ない状況にある可能性もあります。何か心当たりはありますか？

ケース３

• 質問内容: 転職を考えています。今は好機でしょうか？
• 占い結果: 世界（逆位置）
• リーディング例: 世界のカードの逆位置には、不完全、挫折、約束の不履行、などの意味があります。今転職しようとしても上手くいかないとカードは告げています。転職先が契約を反故にする可能性もありそうです。今は焦らず、現在の職場で運勢が上向きになるのを待つ方が良さそうです。

自分に関することを１日に何度も何度も占うのはNGですが、練習のためなら大丈夫です。架空のゲストからの質問を想像して、それに対して出た占い結果を元に、自分ならどんなリーディングをするか考えながら練習してみてください。ノートにメモしていくと良いですよ（あなただけのタロット大辞典参照）。