トランプとは違うタロットのシャッフル
タロットカードは初めてでも、トランプを触ったことがないという人は(少なくとも日本では)まず居ませんよね!え、シャシャッとブリッジがお得意?ちょっと待って!タロットのシャッフルはトランプとは違います。
それはここでも触れましたが、タロットは正位置と逆位置(リバース)で占いの結果が全く違ってくるため、上下がまんべんなく程良く混ざり合う必要があるからです。トランプのようにシャッフルしていてはずっと上下が同じままになってしまいます。
やり方は一度覚えてしまえば簡単で、今後ずっと同じ方法でOKなので、ぜひここで練習してみてくださいね
環境を整えましょう
せっかく手に入れた新しいタロットカード。さあどこで占いますか?学校や会社のデスクの上?晩御飯を片付けた後の食卓?しばらく使ってなくてホコリが被った勉強机?もしくは座布団を引いたカーペットの上で?
決めるのはあなた、と言いたいところですが、やはりそれなりに相応しい環境作りにはちょっと力を入れてください。
理想はそうじが行き届いた清潔な部屋で、何も置かれていないテーブルの上に専用のクロスをひいて(無い場合は清潔な大きめの布を代用しましょう)、部屋の照明は落とし、出来ればキャンドルやムードランプを灯し、お香やアロマを焚けばムード満点です。カードに集中するために、TVや音楽は消しましょう。
汚部屋(笑)で環境整備のハードルが高すぎるならせめてテーブルの上だけは片付けてくださいね。ホームセンターなどで折り畳み式の座卓を買って、自分だけのタロット専用テーブルにしてみるのも良いですね。
用語を覚えましょう
- 「シャッフル」 カードを混ぜ合わせること
- 「カット」 まとめられたカードの束を分割して、束と束を入れ替え重ねること
- 「デッキ」 混ぜる対象となる1組のカードの山(もしくはタロットカード1セット)
- 「ゲスト」 目の前にいる、占う相手
では具体的な手順を見てみましょう
- タロットデッキをひとつにまとめてテーブルに置きます(絵の面は下にします)。
- 両手を使ってカードをテーブルの上にランダムに広げ、時計回りに混ぜます。この時、占う内容に意識を集中してください。先の占いの結果が残らないよう、念入りに混ぜ合わせます。
- カードをまとめます。ゲストにも自分にも絵柄が見えないよう注意してください。
- 次に、ひとつにまとまったカードを3分割して3つの束をテーブルに並べます。
- ゲスト占いの場合はゲストに束を選んでもらって、順に1つにまとめていきます。
いかがですか?とっても簡単ですよね。占い師によっては時計回り・逆時計回り両方入れるという人もいるようなので、そこはもうご自分に1番合った方法を選べば良いかと思います。大切なのは気持ちを落ち着け、意識を集中し、カードからのメッセージを受け取る心の準備をする、ということです。
シャッフルはそのための大切な儀式なので、モタついたり作業に気を取られて気が散ったりしないよう事前に十分練習して本番に臨むと良いですね。
何度占っても僕が出るってことのないよう、シャッフルは十分繰り返すと良いよ
占いが終わったら
カードをまとめて軽くシャッフルしてください。ここではトランプのシャッフルと同じようにやってもOKです。次回占う際にはまた念入りにシャッフルするので、ここではそれほど神経質になる必要はありません。
いたわるような気持ちでカードにお礼を言いながら入っていた箱に収め、さらに専用のポーチに入れて大切に保管しましょう。
どのようなツールにも言えると思いますが、こちらが心を込めて使えば必ず向こうもそれに応えてくれるものです。大切に扱って、カードとの親密度をどんどん上げていってくださいね。
以上、シャッフルについてご説明しました。考えなくても手が勝手に動くようになるまで、何度も練習してみてくださいね。
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